フリーランスに拘るつもりはなくて

6月末に早期退職をして以来、自分はこれからどうしたらよいのか、あれこれと考えています。普通なら「さっさと次の仕事を探せ！」と思うところですが、現時点で生活資金にまだ余裕があるので、焦らずにじっくり決めようと思いました。しかし、実際には焦りを感じることもありますよね💦

最初は、早めに仕事を見つけ、その上で副業で少しずつ稼ごうと思っていました。しかし、9月になり「焦る必要はない」と勝手に思い込んでいたところ、たまたま「旅行会社の依頼業務」に出会い、現在もその仕事を続けています。

動画編集と併せて、この業務を2つの仕事として並行し、今後は職を見つけて働くのではなく、フリーランスとして何とかやってみようかと考えています。

しかし、ここにきて「やはり働く場所を見つけよう」と思い直しました。実は先日、とある場所に面接に行き、その後「ハローワーク」へ立ち寄り、さらに別の仕事の募集にも応募しました。

「何やってるんだ？コロコロ気が変わりすぎじゃないか」と思われるかもしれませんが、私はむしろその時の自分の気持ちに素直になり、状況に応じて判断する方が賢明だと考え、方向転換することにしました。

「本業」としての仕事を
副業が出来なかった
「副業」をより良いものにしたいからこそ

「本業」としての仕事を

先月、ハローワークに行き、軽い気持ちで現状と希望する仕事について相談したところ、住んでいる地方自治体で短期間（1～3月）の仕事の募集があり、早速その場で応募しました。そして先日、面接を受けてきました。面接が合格するかどうかは来週末にわかりますが、年明けは業務が多忙になるための募集なので、採用される可能性は高いのではないかと勝手に思っています（笑）。

さらに、4月以降の仕事も考え、別の地方自治体（近所ですが）の会計任用職員の募集にも応募しました。この試験は12月半ば以降に行われる予定で、こちらは合格する可能性が低いかもしれませんが、どうなるかはわかりません。それでも、いずれにせよ、私は完全なフリーランスの道を捨て、本業としての仕事を選ぶことに決めました。

1月からの短期間の仕事と、4月以降の会計任用職員の制度は、どちらも正職員ではなくアルバイトの身分なので、兼業は可能です。動画編集と旅行会社の依頼業務は引き続き行っていきます。実際、この二つの業務を「副業」として活かしたいために、「本業」を見つけて、ガス欠しないようにしようと思ったのが本音です。

副業が出来なかった

前職では「公務員」でした。そのため、正職員であれば当然ながら「副業」はほぼ不可能です。できるのは、不動産の売買（それにも制限があります）、家庭菜園を営む程度で、単発のバイトなどもできませんでした。従来から私はその点に不満を持っていました。

「公務員は安定しているから副業なんてする必要はない」「公務員は公僕だから、他の仕事をして稼ぐなんてとんでもない」と思う人は結構多いのではないでしょうか？確かにその通りかもしれません。しかし、だからこそ公務員は「辞める恐怖感」に悩まされることが多かったのです。辞めたら他の職場で通用しないのではないかと感じ、結局、今の仕事にしがみつくしかなくなってしまうわけです。

私が早期退職を選んだ理由の一つは、まさにこの点です。もちろん、前にも書いた通り、決定的な理由は別にありますし、他にも様々な思い、考えがあって決断しました。ただ、自分の人生において、もし一つのことしかやってこなかったとしたら、それはとても残念だし、もしかしたら自分の可能性を閉じてしまうことにもなり、つまらないなと思いました。（「お前の可能性なんかどうでもいい」と言われそうですがね(^^;)）

そして、もっと自分自身に「汎用性」を持ちたい、もしそれがあるならば、それを引き出したいという気持ちが徐々に強くなっていきました。そんな中、昨年の暮れに不当な人事異動の内示があり、「これがきっかけならば、今がその時だ」と思ったのです。このきっかけがなければ、私は来年も再来年も辞めなかったかもしれません。そういう意味では、この人事異動はむしろ、自分にとって良い意味での大きな転機となったのです。

「副業」をより良いものにしたいからこそ

その副業を行うために本業を辞めた私の決断は、他の人から見れば愚かに思えるでしょうね。「安定を捨てて馬鹿だな」「無謀だよ」といった声が聞こえてきそうですし、実際、そう言っていた人も一定数いたようです。でも、もう辞めたので、その人たちに会うことはないですから、言わせておけばいいんですけどね（笑）。

それはさておき、動画編集と旅行会社の依頼業務の二つで生計を立てようとすると、それは相当に無理があるように感じてきました。実際、動画編集で稼げるのは早くても来月からですし、旅行会社の依頼業務の金額もまだそれほどではありません。

当初は「来年の春には動画編集で30万を稼げるようになるぞ！」と思っていましたが、そんな簡単に稼げるものではないと実感しています。それに、稼ぎにこだわって動画編集をしていると、追い詰められて楽しめなくなるだろうとも思いました。

最近、自分でYouTubeに動画をアップし始めましたが、それは自分自身が楽しむことも大事だと思ったからです。もちろん、ブログと同じで、そこに反響があれば嬉しいですが、そんな簡単に行くわけではないので、まずは稼ぎを度外視して純粋に楽しみたいのです。楽しむために動画編集を続けるためには、稼ぎに極端にこだわると苦しくなってしまうだろうと判断しました。もちろん、稼ぐために動画編集の案件を獲得することは目指しますが、そのために自分を極端に追い込んではいけません。

そのため、現時点では動画編集はあくまで「副業」として続け、別の「本業」をしっかり探して応募し、採用される道を選ぶべきだと判断しました。副業として動画編集を行うのであれば、大きな稼ぎをいきなり狙う必要はないと思います。ゆっくり、じっくり、そして楽しみながら進んでいきたいのです。

これに対して「考えが甘い」と思う人もいるでしょう。はい、私は甘いです。甘い人間なので、簡単に成功できません。でも、それでいいんです。いや、よくない、もちろん成功したいですが（笑）。

自分を極端に追い込んでもろくなことはないので、できるだけ自分を追い込まず、ある程度のゆとりを持って、そこでじっくりと様々なことに取り組んでいきたいと思っています。それは本業であり、動画編集であり、旅行会社の依頼業務になるのだろうと思います。

動画編集には特別な思いがあります。最初は、自分が動画編集をやるなんて想像もできませんでした。やりたかったことは「WEBライター」でしたが、副業相談をした際に動画編集を勧められ、そちらに身を投じました。この決断は、かつて公務員だった頃にはできなかったことです。これだけでも、自分が変わったんだなと思い、少し自分をほめてやりたくなります（笑）。

さて、最後に、退職して最初にやろうと思った副業の「WEBライター」ですが、もう完全に捨てました💦というより、動画編集に夢中で、それどころではなくなってしまいました。ただ、「WEBライター」の代わりにやっているのが、このブログの運営です。ここで文章を書きまくり、もしこれがバズれば…と、一応夢見ています。このブログの内容では、相当な道のりが厳しいことは分かっていますが、頑張りますね～。