今年の元旦、石川県の能登地方は大きな地震に見舞われ、甚大な被害を受けました。その復旧がまだ進まない中、今回の大雨が襲いました。
「これは人災ではないか」と私は思ってしまいます。災害対策が全く整っていない政府に憤りを覚えるとともに、能登の方々の気持ちが少しでも和らぎますよう祈っています。
台風14号が温帯低気圧になって日本列島を通過
今日、22日(秋分の日)は、全国的に大雨の予報です。私が住んでいる神奈川県南部も荒れた天気になっています。
今日は、秋雨前線の南下に加え、一旦中国・東シナ海方面へ行った台風14号が温帯低気圧に変わり、反転して日本列島を通過するため、全国的に雨が降ります。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になり、雨雲や雷雲が発達する見込みです。
秋雨前線の影響は東北地方でかなり深刻で、秋田や山形、岩手方面では記録的な大雨となっているようです。今日は東北から九州、沖縄の広い範囲で雨が降り、活発な雨雲や雷雲が西日本の太平洋側や北陸付近に見られます。このあとは雨の範囲がゆっくり東や南へ進みますが、日中は多くの地域で雨が続く見込みです。
石川県・能登地方に大雨
石川県では、大雨特別警報が発令されています。現在でも記録的な大雨が続いており、午前5時までの24時間で輪島市で372.5ミリ、珠洲市で279.5ミリの降水量を記録しました。これは観測史上1位を更新しており、平年の9月1か月分の雨量の1.5~2倍に相当します。
さらに、1月に発生した能登地震の復旧が進まない中での今回の大雨による被害が懸念されています。今日も午前を中心に雨が強まり、すでに土砂災害や浸水、河川の氾濫などの災害が発生しています。今後、被害の拡大や新たな災害の発生の恐れもあります。
能登地方にお住まいの方々には、最大級の警戒をしつつ、自身とご家族の安全を確保する行動をとっていただきたいと思います。
北陸中日新聞 on X: “輪島市宅田町の輪島バイパス(読者提供) https://t.co/k5uhf92NUd” / X
裕子 on X: “どうして 輪島市😰 政府は迅速に対応して下さい 拡散とのことです https://t.co/2itUZYU0qn” / X
これほどまでに被害が出るのは
しかし、能登地方にこれほどまでに災害が集中してしまうのは、本当に気の毒ですし、何とかならないものかと思ってしまいます。
災害は予測が難しく、いつどこで起こるのかがわかりません。能登地方の方々も、様々な災害が起こる可能性を考えていたはずです。しかし、いつ起こるかわからない災害に対しては、予測をしていても想定外の被害が生じることがあります。
能登地震の災害からの復旧作業は全く着手していないわけではないでしょうし、一定の進展がある面もあると思いますが、まだまだ復興できていない箇所が数多く存在しているようです。
そこに今回の大雨です。やはり、災害復旧に対する行政や日本政府の取り組み方には甘さがあると言わざるを得ません。某石川県知事の発言を見ても、それがよくわかります。
先日、岸田首相が能登を訪れ「頑張ってください」という直筆のメッセージを残していましたが、正直「何をのんきな」と思わずにはいられませんでした。もっと具体的かつ早急な復興作業を行う必要があるはずです。
この能登地方の災害は「人災」です。自民党総裁選の候補である石破茂氏は「防災省の設立を」と訴えていましたが、省庁設立だけでなく、より有効な復興の手立てを事前に整え、速やかに動ける体制を築いてほしいと思います。
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