自分勝手な働き方改革

早期退職後の生きる道

もう散々このブログで言っていますが、私は35年間務めた組織を辞めました。いわゆる「早期退職」を実施したわけですが、おかげさまで現在はストレスフリーの状態です。

もちろん、今後収入の目途が立たず、貯蓄が底をつき始めた場合には、そんな悠長なことは言っていられず、以前以上の激しいストレスに襲われることでしょう。

ですが、退職後にもしばらく生活するための資金にゆとりがある方であれば、一時的にストレスから解放されます。それだけでも退職するメリットがあったと私は思っています。

通勤時間に費やすストレス

当然ですが、働いていれば通勤があります。私は30年以上、最低でも1時間半、最後は2時間程度の通勤時間を費やしていました。神奈川県東南部に住んでいる私は、都内の勤め先まで通っていました。横浜や川崎、さらには多摩川を越えて品川駅まで行き、そこからさらにもう一つの電車やバスに乗り換えて、目的地の勤め先に向かっていました。例外的に数年間だけ神奈川県内で勤務したこともありましたが、その時でも1時間以上の通勤時間がかかっていました。

通勤時間が長ければ、当然朝早起きしなければなりません。朝5時起きが基本でした。5時に起きて6時前に家を出て、8時前には勤め先に到着する生活です。もっと遅くてもいいのですが、混雑する満員電車がとにかく嫌で、なるべく早い時間に移動しようと心がけていました。

帰りも、終業後に約2時間かけて帰宅します。17時30分頃に終業しても、約2時間かかるため、家に着くのは19時30分前後です。幸い、私は残業が少ない職場が多かったので、午前様になるような人たちと比べればずっとマシだと思います。それでも、1日で通勤に最大4時間を費やす生活は、人間らしい生活を送るためには負担が大きすぎます。

仮に19時30分に帰宅しても、夕食後にできることはあまりありません。せいぜいネットサーフィンと少しの読書に終始してしまいます。そして朝5時起きの私は、22時頃には就寝します。しかし、寝つきが悪く、何度も「中途覚醒」してしまうため、22時から翌日5時までの7時間、ちゃんと眠れていたかというと、実際にはせいぜい4時間程度しか眠れないことが多かったです。

退職後の睡眠時間・ライフパターン

ところが、退職してからは睡眠時間とライフスタイルが一変しました。通勤する必要がなくなったのは、実に楽です。

それまでは朝5時に起きる必要がありましたが、今では早くても朝7時~8時頃までに起きればよく、その後も慌てて身支度をする必要がなくなりました。もっとも、時折朝早い時間の単発バイトを入れることがあり、その時は朝6時頃に起きますが、それは滅多にありません。

日中は在宅ワークとして「旅行会社の依頼業務(AI作成文章のファクトチェック)」をこなしつつ、動画編集の課題やスキルアップ、さらにはこのブログの作成などを行っています。いずれも最終的には「稼ぎ」に繋げたい作業です。ただし、このブログは稼ぎ優先ではなく、あくまで自分の城のようなもので、好きなことや書きたいことを取り上げていくつもりです。

夜は22時~23時の間に就寝します。就寝時間は働いていたときと大差はありませんが、違うのは「早く寝なくてはいけない」というプレッシャーがないことです。「明日に備えて早く寝なくては」という気持ちがないのは、寝るためには最大のメリットですね。私は寝つきが悪いため睡眠導入剤を飲んでいますが、それでもゆったりとした気持ちで眠れるのは大きな利点です。

会社の人間関係から解放された今

もう一つ、早期退職したメリットがあります。それは、35年間務めた組織の人間関係から解放されたことです。この人間関係は悪いものばかりではなく、最後の1年間一緒に働いた方々には(ある課長を除き)お世話になりましたし、その中の一部の人とは今でもたまに連絡を取り合っています。

ですが、圧倒的多数の「仕事上での関わり」しかない方とは、できれば関わりたくないのが本音です。ほとんどの人は私を馬鹿にしていたように見えたからです。というのも、私はこの組織の中で長い間、馬鹿扱いや駄目扱いをされてきた歴史があり、最後の数年間でようやく認められ始めた感覚なのです。しかし、このような負の感覚が私の中で30年以上も積み重ねられてしまっていました。負の感覚や劣等感、まさにここに極まれりという思いです。

その負の感覚を、退職後は味わうことがなくなりました。自分の中のコンプレックスはいったい何だったのでしょうか。コンプレックスだと思っていたことは、単に会社組織の中でのものでしかなく、世間や社会、さらには世界の中ではほんのごくわずかだったのです。

変に人の目を気にし過ぎず、組織内でのプレッシャーから解放されたことは、私にとって実に大きな意味を持っています。

これからも続けられるのだろうか

私がフリーランスでいたいと思う理由は、通勤を気にせず早起きしなくてよいこと、そして会社内での人間関係に悩まされないことの二点が大きいのです。

しかし、以前もここで書きましたが、来年1月から一時的に会計任用制度のバイト募集に応じることにしました。まだ面接前で採用は確定していませんが、採用されると週3日、8時間程度の出勤になるようです。ただ、私が住んでいる地方自治体なので、ものすごく早起きしなくても良いのが幸いです。通勤にほとんど時間を割かずに済むのです。

果たして、このようなライフスタイルが続けられるでしょうか?会計任用制度のバイトとしても、数か月間その組織の方々と向き合うことになります。少なくとも、その組織の人間関係が少なからず発生することは避けられません。

それに耐えられるかどうかの問題もありますが、これは今後どう向き合っていくか、私自身も考えながら次の方策を考えていきたいですね。フリーランスにこだわってストレスフリーを目指すのか、一時的なバイトを繰り返して人間関係を次々と変えていくのか、それとも新たな人間関係と向き合っていくのか。

でも、35年間務めた実績があるのですから、自分の実績を根拠に、あまり自信を持たなくても良いのかもしれません。(笑)

少なくとも、今の私はストレスフリーの状態です。収入がほぼないことはありますが、今のところそれがストレスにはなっていないので、しばらくはこの状態を続けられればと思っています。

もし、私と同年代の50代の方で早期退職を考えている方がいらっしゃれば、僅かではありますが参考にしてみてはいかがでしょうか?

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