旅行の話をします。まずは長野県長野市の松代の街巡りのコース案内と、レポートです。
松代には2度訪れておりますが、最近では昨年(2023年)の8月に訪れてきました。この日は暑い中、川中島古戦場から松代まで歩くというやや無謀な行為をしました。(笑)
松代は、長野市の南東部にあり、戦国時代は海津城という武田氏の城があり、上杉氏と対峙していました。
江戸時代になると、上田の真田信之がこの地に転封され、松代10万石の城下町として栄えます。真田氏は10代250年間この地を治めました。幕末時には、幕末史から明治維新に大きな影響を与えた佐久間象山を輩出しています。
明治4年(1871)に松代町となり、昭和41年(1966)に長野市と合併し、長野市松代町となりました。
松代城
まずは松代城から見ていきます。
武田信玄と上杉謙信が信濃の覇権を競った川中島合戦において、武田側の拠点として築城されたと言われています。千曲川の流れを外堀とする天然の要害で、当時は「海津城(かいづ)」と言われていました。
江戸時代、真田信之が上田から松代に転封されると、松代城を中心にこの地に真田10万石の城下町が形成、発展していきました。
明治の廃城に伴い、建物が壊されたため、長い間石垣を残すのみでしたが、昭和56年に新御殿(真田邸)とともに国の史跡に指定されました。その後、長野市により環境整備工事が行われ、平成16年(2004)に櫓門・木橋・石垣・土塁・堀などが復元されました。
真田家の町
松代は名実ともに真田の町ですね。その真田関連の史跡が主な見どころになっています。
1⃣ 真田宝物館
松代藩主であった真田氏から昭和41年(1966)に譲られた武具、調度品、書面、文書などの大名道具を収蔵・展示する博物館として開館。松代藩真田家の歴史と、大名道具を紹介する常設展示室、テーマを定めた企画展、特別展が行われる企画展示室からなっています。
利用時間 9:00~17:00(11月~3月は16:30まで)毎週火曜日が休館(休日の場合は翌日)
2⃣ 真田邸
真田家九代藩主の幸教が、義母・貞松院の住まいとして元治元年(1864)に建築した松代城の場外御殿です。
江戸時代、大名の妻子は生涯江戸住まいを義務付けられていましたが、文久2年(1862)幕府が参勤交代制度の緩和を行い、妻子の帰国が許されたことから、松代に屋敷が必要になりました。隠居後の幸教もここを住まいとし、明治以降伯爵となった真田氏の私邸となりました。
主屋、表門、土蔵7棟、庭園が江戸末期の御殿建築の様式をよく伝え、建築史の視点からも貴重な建物であり、松代城と一体のものとして国の史跡に指定されています。
庭園から見る真夏の青空がとても綺麗でした。
3⃣ 文武学校
文武を奨励した真田家八代藩主・幸貫が各藩の藩校を調べて計画し、九代藩主・幸教の代に完成した松代藩の藩校です。藩士の子弟が学門と武道を学ぶ場として、安政2年(1855)に開校しました。
教室にあたる文学所、武術を学ぶ剣術所、柔術所、弓術所、槍術所などが配置されています。質実剛健の真田家の家風が伝わってくる感じがしますね。
当時の学問割には東洋・西洋の医学、小笠原流礼法、西洋の軍学なども組み込まれており、先進的な教育が行われていました。各地の藩校の多くが幕府の学問所に倣って敷地内に孔子廟を設け、儒学を重んじる風潮がありましたが、この文武学校には設けていないのが特徴です。真田家は、もしかしたら薩長肥にも負けない先進性があったかもしれません。
建物は、創建時の姿を現在に伝える貴重な遺構で、昭和28年(1953)に国の史跡に指定されています。
武道の稽古や大会に使われている剣術所・槍術所をはじめ、江戸時代の面影をそのままに質実な空気が漂う敷地内は、映画や時代劇の撮影にも利用されているそうです。
象山記念館
佐久間象山は、幕末に活躍した松代藩士です。開国と海防の重要性をいち早く主張して砲術やオランダ語(蘭学)を学び、科学実験を行うなど能力を発揮しました。書家・儒学者としても知られ、佐久間象山に教えを受けた人は実に多く、勝海舟や坂本龍馬も象山の教えを受けていました。自身も江戸幕府の要請を受け、京都で活動を始めた矢先に暗殺されました。
象山記念館では、その事績を紹介するとともに、彼の遺品を展示しています。
それにしても象山は達筆で、ほれぼれするほどでした。
下は象山神社にある象山と関わった方々の銅像です👇
沖縄料理が美味しいカフェ
最後に、旧松代駅近くに美味しいカフェがありました。ここは、松代なのですが何故か沖縄料理が美味しいのです!
ソーキそばは定番の味わいですよね♪
下の写真は、シークワーサーサイダー、シャーベット、そしておにぎりセットです。
昼まで歩く前から結構食べた食べた。(笑)
「おむすびcafe」といいます。このお店は隠れたお勧め店です!
暑さに耐え切れず、なおかつ体力がないため、もっと見どころを紹介する場所がありますが、この程度に終わってすみません。また行きます!
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