松山千春 復活を祈る 冠動脈バイパス手術 来年の春のコンサートは無理かもしれない

時事ネタ

松山千春さんは、私がよく聴いていたアーティストの一人です。いや、今も時折聞いています。「季節の中で」「恋」「長い夜」などの名曲が多く、昭和50年代半ばのフォーク界を席巻しました。その歌声は今も色あせることなく、聴くたびに心に響きます。コンサートには行ったことがありませんが、時折ラジオなどで松山さんご自身の弾き語りを聴くと、しみじみとした気持ちになります。

そんな松山さんは、現在、大手術を経て闘病中です。「冠動脈バイパス手術」を受けた後、歌手活動の復帰についてはまだ目処が立っていません。ラジオ番組には復帰されていますが、歌うことは非常に難しい状態とのことです。松山さんの体調回復と、再び歌声を聴ける日が来ることを心から祈っています。

狭心症の手術を経て

松山千春さんは元々狭心症を患っており、2008年6月の大阪公演後に緊急搬送され、一度は死の淵をさまよったことがあります。その後、松山さんは時折身体の不調を訴えるようになりました。倒れた際には心臓を掴まれたような激しい痛みに襲われ、2度の手術で冠動脈に5本のステント(血管内を拡張する器具)を入れたそうです。

手術は成功したものの、松山さんは医師からタバコを止めるように言われても禁煙せず、その後も無理をしてステージに立ち続けました。しかし、2018年にはゴルフ中に低血糖で倒れ、2019年には再び心臓発作に見舞われました。

今回は、全国ツアー前のメンテナンス検査で狭心症の悪化が指摘され、医師から「手術が最善の策だ」と告げられました。心臓近くの血管が詰まりかけており、状態が非常に悪化していたため、「冠動脈バイパス手術を受けましょう」となったのです。手術前日、9月1日に松山さんがパーソナリティを務める『松山千春 ON THE RADIO』(FM NACK5)の放送があり、その翌日に手術を受けることとなりました。

本来、10月に全国ツアーを予定していた松山さんですが、8月中旬の同番組で狭心症の悪化を理由にツアー中止を発表していました。

手術は全身麻酔で行われ、松山さんは目が覚めるとICU(集中治療室)の個室にいたそうです。手術は成功しましたが、身体への負担は予想以上だったようで、胸には生々しい十字の手術痕が残り、以前のように歌うことや早口で話すことが難しい状態だということです。

家族やスタッフの支えがあってこそ

松山さんは、10月中に手術を受けて、3か月くらいでステージに復帰したいと考えていたようですが、手術後には喋るのがやっとという状態で、歌えるようになるまでにはかなりの時間がかかる模様です。マネージャーからも「来年春のコンサートは無理かもしれない」と言われたそうです。

さらに、松山さんは心臓病だけでなく、糖尿病も抱えており、血糖値の数値が芳しくないとのことです。最近では、ラジオやコンサートでも弱気な発言が増えてきたようです。

松山千春さんの闘病を支えてきたのは、個人事務所のスタッフやご家族です。松山さんの奥さんや、個人事務所の役員の娘さんも、松山さんがICUに入ったことを知り、大変心配されたそうです。ご家族の支えが、松山さんにとって心の支えになっていたことは言うまでもないでしょう。

個性的だが崇高な松山千春さん

うよりも、「テレビは出るより見るもの」という考えを持っていたようです。テレビ自体に強い拒否感があったわけではなく、むしろ照れ屋な一面が影響していたのかもしれません。「季節の中で」が『ザ・ベストテン』で連続1位を記録していた頃、司会者の久米宏さんが「あなたは多くの番組出演リクエストのハガキに何か答えなければならないはずだ」と呼びかけ(実際には同番組プロデューサーの弟子丸千一郎氏の言葉)たことに感銘を受け、松山さんは同番組に出演することになります。

1981年には「長い夜」が大ヒットし、日本を代表するフォーク歌手としての地位を不動のものにしました。松山さんは「北海道を愛するフォークシンガー」というポリシーを持ち、現在も北海道に在住しています。足寄出身で、歌手として成功を収めた後も、しばらくは足寄に住み続けていたが、現在は札幌に生活拠点を移しているそうです。

ラジオ番組『松山千春 ON THE RADIO』では、世相についての発言も多く、私も時々聴いています。基本的に政治思想は保守寄りであり、これは同じ足寄出身の鈴木宗男氏の後輩ということもあり、その支援を行う関係からなのかもしれません。

松山さんは、1955年の生まれです。同じ学年の歌手には、サザンオールスターズの桑田佳祐さん、世良公則さん、野口五郎さん、故・西城秀樹さん、郷ひろみさん、佐野元春さんなど、多種多彩なアーティストがいます。その中でも松山さんの歌唱力は群を抜いており、ご自身もその歌唱力に大きな自信を持っていたようです。

松山さんと言えば、2017年8月20日、搭乗した全日空1142便の機内で、客室乗務員から「Uターンラッシュの混雑でみんながイライラしているから」との申し出を受け、機長の許可を得て機内放送用のマイクで「大空と大地の中で」を歌うという、気配りを忘れないエピソードもあります。

数多くの名曲を生んだ松山さんには、もちろん歌手活動への復帰を心から願っていますが、まずはご自身の体調が完全に回復することを祈っています。ゆっくりと休養を取られ、その後、コンサートなどの活動に復帰されることができれば、これ以上の喜びはありません。

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