今年最初の中森明菜さんの話題です。昨年2024年の7月に開催されたファンクラブ限定イベントが、ついに映像化されます！
そして、明菜さんはサンケイスポーツの読者に向けて、直筆で「ほのぼのした日本」になることを願い、「何事にも明るい気持ちで取り組む一年にしたい」と新年の抱負を語られたそうです。
「昭和100年」にあたる2025年は、明菜さんにとっても年女であり、60歳の還暦を迎える記念すべき年です。昭和最後の大スターである明菜さんからの年賀状は、ファンにとっても嬉しい贈り物となりました。
ファンクラブ限定イベントを映像にして販売
一般のファンに向けても、明菜さんがいよいよその姿を見せることになります。
昨年7月、東京・丸の内のライブレストラン「COTTON CLUB」で全5回開催されたファンクラブ会員限定イベントは、非常に高い競争率の中、わずか780人の当選者しか参加できませんでした。その模様が、この春にも販売されることが分かりました。
このイベントでは、2017年12月のディナーショー以来、約6年半ぶりにファンの前に姿を見せ、生歌唱を披露しました。さらに、抽選に漏れたファンのために、昨年12月末にも再びファンクラブ限定イベントを開催。超貴重な映像となっただけに、参加できた人にとっても、参加できなかった人にとっても、まさに「お宝」といえる内容であり、明菜さんからの「お年玉」のような贈り物です。
良い年にしたい想いが
明菜さんは大みそかに公式YouTubeで新たな動画「Fin-JAZZ」を配信し、大きな反響を呼んでいます。さらに、4月19日には大分市の大分スポーツ公園で開催される大型野外音楽フェス「ジゴロック2025」に出演するなど、活動を再び活発化させています。
その想いは、先に紹介したサンケイスポーツ宛の「年賀状」にも表れています。明菜さんは「ほのぼのとした日本になってほしい」と願いを込め、「ほのぼのというと努力しないイメージを持たれるかもしれませんが、そうではなく『揉め事や争いがなく、優しい日本』という意味です」と説明しています。
また、「私は政治家ではありませんので、『ほのぼのした日本』を作るのは難しいですが、私の存在や活動がどなたかの心の余裕を生み、それが『思いやり』となり、さらに広がっていけばと思っています」と語られました。
そして、「そのためには、自分自身が元気溌剌でいなければなりません。何事にも明るい気持ちで取り組む一年にしたいと思っています」と新年の抱負を約束されました。
「ほのぼのジャパン」になりますように
この「ほのぼのした日本に」という言葉、まさに明菜さんらしい表現だと思います。そして、この「ほのぼのした日本」を目指すことこそ、今最も大切で、決して忘れてはいけない課題だと感じました。
少し大きな話になりますが、私が生まれてからの54年間、日本が「ほのぼのとした」国になったことがあったでしょうか？部分的にはそう感じる瞬間があったかもしれませんが、国全体が「ほのぼのとした」雰囲気に包まれた記憶は、私にはありません。
高度経済成長期から70～80年代、さらにはバブル崩壊後も経済大国としての地位を謳歌した90年代。これらの時代は経済的な繁栄がありましたが、それは「札束で幸せを買ったような時代」であり、「ほのぼの」とはほど遠いものでした。
2000年以降は、経済の低迷や度重なる災害、暗いニュースが続きました。街並みや料理の華やかさで一時の明るさを装う一方、裏では明日の生活すら不安な人が多くいる――そんな状況では「ほのぼのとした」社会とは言えません。
明菜さんのこの言葉は、「成長しなければならない」「苦しみに耐えろ」といった成長や改革を煽る現代の風潮に対して、穏やかで優しいながらも鋭い批判を投げかけているように思います。「ほのぼのとした日本を目指す」という提案は、多くの日本人が忘れかけていた目標ではないでしょうか。
明菜さんが言うように、努力しないわけではありません。ただ、努力だけでは解決できない問題が人間社会にはあるのです。努力と成長を求めると、競争や争いが避けられなくなる面があります。しかし、努力して失敗しても許される社会、どこかで救われる社会――明菜さんはそのような社会を願っているのだと思います。
そんな「ほのぼのジャパン」を実現するためには、人を蹴落とそうとするのではなく、真の意味で明るく前向きに、そして失敗しても自分や他人を受け入れる社会を作ることが必要だと思います。
石破首相、聞いていますか？「所得倍増」や「地方創生」を叫ぶ前に、「ほのぼのジャパン」を目指すべきです！と言いたくなりますね。(笑) いや、冗談ではなく、本当に「ほのぼのとした日本」を目指すことが、世界平和にもつながるのではないでしょうか。そのために何をすべきかを、ぜひ考えていただきたいです。
そして、これは私たち一人ひとりの心掛け次第でも変えられるものです。年始からこんな素晴らしい言葉を届けてくださった明菜さんに、心から感謝します✨
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