中森明菜に魅せられて 推し活 2⃣1位連発の83年

中森明菜

このところ、私の記事では中森明菜さんについて取り上げる機会が増えています。もうお分かりかと思いますが、私は明菜さんの大ファンです。

思い返せば、人生で初めて「推し」という存在に出会ったのが中森明菜さんでした。愛らしい顔立ちでありながら、ツッパリ的な存在とされ、次第に大人びていき、昭和を代表する歌姫へと成長した明菜さんは、私の中学・高校時代に唯一無二の存在として輝き続け、その作品に私は魅了され続けてきました。

では、なぜ私は明菜さんに夢中になったのでしょうか?そしてその思いが今も続いている理由は何か?今回はいわゆる「明菜フィーバー」が起こった1983年の明菜さんの活躍に迫ります。

中森明菜のオールタイムリクエスト ニッポン放送 感想
中森明菜さんが、15日ニッポン放送でラジオパーソナリティを務めた「中森明菜のオールタイムリクエスト」を聴きました♪この番組は、基本的にミッツ・マングローブさんと垣花正さんが生放送で進行し、明菜さんは事前収録で出演しました。久しぶりに明菜さん...
※ 当該写真はアルバム「バリエーション」から抜粋

セカンドラブの大ヒット

少女Aで一躍ヒット歌手の仲間入りを果たした明菜さんですが、デビュー直後は「私は2、3曲出したら、清瀬に帰るのよ」と言っていたそうで、自分が売れるとはあまり思っていなかったようです。それが「少女A」のヒットで、明菜さんの人生は一変しました。

続く「セカンドラブ」は、来生えつこ・たかお姉弟による楽曲で、デビュー曲「スローモーション」と同様に、路線もいわゆるツッパリ系ソングから、純粋華憐少女系に変わります。

思えば、この両極端さこそが、初期の明菜さんが爆発的に人気を得る要因だったのです。ツッパリ少女の印象が強かった明菜さんが、突然可憐な歌を見事に歌う姿、これは多くの人が魅了されたはずです。

この歌は、ヒットチャート(オリコン)で遂に1位を獲得します。ザ・ベストテンではなんと8週連続で1位!76万枚を超えるビッグヒットを達成し、一躍大スターに上り詰めました。

※ 当該写真はアルバム「バリエーション」から抜粋

アルバムが爆発的に売れた

明菜さんのシングル曲のヒットと並行して、アルバムの大ヒットも明菜さんの人気を加速させた要因です。1枚目の「プロローグ」に続く2枚目のアルバム「バリエーション」は、セカンドラブに先行して発売されましたが、ヒットチャートで初登場1位を獲得し、76万枚を売るビッグセールスを記録します。当時、女性歌手でここまでアルバムを売った歌手は存在しなかったのではないかと思います。

「バリエーション」の楽曲は総じてレベルが高く、当時17歳でまだ未完成ではありますが、人懐っこさのある声質を生かした歌唱力は、初期の明菜さんの魅力が実によく詰まっています。

この「バリエーション」は明菜さんのアルバムの中で最も売れたもので、オリコンチャートで3回1位を獲得しています。

続いて発売された「ファンタジー」も60万枚を超える売り上げで、明菜さんの歌手としての人気を不動のものにしました。明菜さんの人気のバロメーターは、これらのアルバムのレベルの高さに裏打ちされたものだと思います。

※ 当該写真はアルバム「バリエーション」から抜粋

不良路線の「1/2の神話」がずっと1位

この後、4枚目のシングル「1/2の神話」が発売され、これも57万枚を売り上げ、しかもオリコンチャートで6週連続して1位を獲得しています。

ザ・ベストテンでも7週間連続1位を記録していますが、当時、女性歌手(アイドル枠以外でも)でこれほど首位を連続して獲得していた歌手は存在しません。山口百恵さんも、松田聖子さんも、当然ながら大ヒット曲は数多くあれど、意外にも1曲での連続1位をあまり記録していません。明菜さんのチャートでの強さが並外れたものでなかったことを証明しています。

この「1/2の神話」も、「少女A」的ないわゆるツッパリ路線の曲で、このリピートで明菜さんは人気を不動のものにしていきます。

当時、この曲のタイトルは「不良1/2」というタイトルだったそうですが、正直このタイトルではあまりセンスを感じませんね(笑)。このタイトル変更も、同曲の爆発的ヒットを誘発したのではないかと思っています。

ターニングポイントだった「禁区」

明菜さんは、続いて可憐少女路線の「トワイライト」を発売しますが、これは43万枚とややセールスが落ち込みます。そしてチャート1位も獲得できず、当時爆発的ヒットを記録していた薬師丸ひろ子さんの「探偵物語」に阻まれ、2位で終わります。

この曲は名曲ではあったと思いますが、当時の明菜さんにはキーがやや高く、曲調が昼メロドラマのテーマソング的な感じで、不釣り合いな印象を与えたこともあったと思います。そして「ツッパリ少女→可憐少女」の2面性勝負がワンパターン化してきて、限界が見え始めていたのかもしれません。

その限界を吹き飛ばした感があるのが、「禁区」の発売です。細野晴臣さん作曲のこの歌は、不良性を帯びた曲ではあるものの、「少女A」や「1/2の神話」のような派手な曲調ではなく、少し落ち着きつつも底力を感じさせるような曲調で、新しい明菜さんの一面を開発した曲でした。

オリコンチャートでも1位を獲得し、ザ・ベストテンでも7週間1位を記録するヒットでした。51万枚を売り上げ、明菜さんが単なる人気アイドルを脱して、真のアーティストとなるきっかけとなりました。そしてこの活躍が、翌年以降一気に爆発的に開花していきます。(続きます)

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