台風10号情報 西日本に接近 交通への影響は!?(8.30 17:30最新情報)

災害

先日、台風7号により大きな被害を受けた日本列島ですが、またしても台風接近です。今回は台風10号です。

台風10号はさらに発達し、非常に強い勢力で奄美や西日本に接近する恐れがあります。動きが非常に遅いため、長い期間にわたり影響が及ぶ可能性があります。また、台風周辺の湿った空気の影響で広範囲にわたる影響が予想され、東日本を含む日本列島の各地で影響が出るおそれがあります。

当初の予報進路より西側にずれた

台風10号は、当初の予想よりもさらに西側のコースに変わりました。最初は東海地方から関東地方に上陸する可能性が示唆されていましたが、その後、徐々に近畿地方接近予報になり、現在では九州に上陸する可能性が高くなっています。

台風10号は、28日(水)頃には非常に強い勢力となり、暴風域を伴って奄美諸島や西日本(九州など)に接近する恐れがあります。雨だけでなく、猛烈な風が予想されるため、十分な注意が必要です。

その後の進路については予報円がまだ大きく、進路予想に幅があります。予報円の中心付近を進む場合、本州を縦断する可能性も考えられます。

接近・上陸が予想される奄美諸島や西日本では、暴風雨が予想される上、台風の動きが遅いため、数日にわたって暴風や高波、大雨の影響が続く可能性があります。

台風から離れていても大雨の可能性が

この台風が厄介なのは、その規模が大きいだけでなく、離れた地域でも大雨の恐れがある点です。北日本付近に前線が停滞していることに加え、台風接近に伴って台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、西日本から東日本の太平洋側を中心に発達した雨雲がかかりやすくなります。さらに、北日本付近から日本海にかけて秋雨前線が停滞するため、北日本でも台風接近前から大雨になる可能性があります。

24時間に予想される雨量は、西日本から東日本の広い範囲で300ミリから500ミリとされており、災害発生の危険度が高まるおそれがあります。29日午後9時の雨・風シミュレーションでは、台風は九州付近にある予想ですが、中四国、近畿、東海、関東の太平洋側を中心に発達した雨雲が予想されています。

また、台風接近前から、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込み、25日から26日明け方にかけてゲリラ豪雨が発生しました。四国や北陸、関東、東北では「記録的短時間大雨情報」が次々と発表され、栃木県では線状降水帯も発生しました。

「寒冷渦」の影響

このような台風が発生し、さらにその動きが変則的になる原因の一つとして、「寒冷渦」と呼ばれる寒冷な低気圧が挙げられます。

気象庁によると、寒冷渦の影響を受けると、台風が変則的な動きをしやすくなるとのことです。今回の場合、九州の南の海上にあった反時計回りの寒冷渦が台風10号の西側を回り込みながら南下し、その渦に引き寄せられる形で台風が西へ向かうとみられています。さらに、台風の動きを阻むように予想より西側に張り出した太平洋高気圧も、進路変更の一因となっています。

では、気象庁がこの「寒冷渦」を正確に分析できなかった理由は何でしょうか?京都大学防災研究所の伊藤耕介准教授(気象学)は「寒冷渦は高度約10キロと高い位置にあり、解明されていない点が多い」と指摘しています。また、「海上の気象は陸上よりも観測が難しく、データが限られているため、台風の進路予測も依然として困難である」と述べています。気象予報は完全ではなく、未解決の分野がまだ多く存在しているようです。

大幅な遅れや運休の可能性

台風10号の接近に伴い、皆様が最も気になるのが交通への影響でしょう。各交通機関は運休や欠航などの対応を検討し始めています。

まず、JR東海は東海道新幹線について、30日から31日(当初は28日から29日)の一定期間、計画運休や長時間の運転見合わせが行われる可能性があると発表しました。

次に、JR西日本は山陽新幹線について、27日から29日の一定期間、計画運休の可能性があるとしていましたが、台風の進路が西寄りに変わり速度も遅いことから、計画運休や運転見合わせの可能性を29日から31日の期間にずらしました。

さらに、JR東日本は、28日から29日にかけて上越・北陸新幹線を中心に、東北・山形・秋田を含む各新幹線で、大幅な遅れや運休が生じる可能性があると発表しました。

空の便では、日本航空と全日空が、28日から29日にかけて大阪・伊丹空港、広島空港、宮崎空港など、九州や関西を発着する便で、遅延や欠航が予想されるとしています。

当初は西日本に接近する予報ではなかったため、影響を受ける地域が増えました。台風の進路などの気象情報をよく確認し、鉄道の運行情報もチェックした上で、鉄道や航空機での移動計画を慎重に検討してください。

※当初より、台風の進路が西側にずれ、なおかつ速度が負い事で、今後の予報も変わってくる可能性があります。それに伴い、各主要鉄道や空路の運休や欠航などの情報も変わります。ご了承ください。

8月29日12時00分 最新情報!

今日29日午前8時頃、鹿児島県薩摩川内市付近に上陸しました。午前11時現在、天草市付近にあって、時速15キロで北へ進んでいます。その後、九州北部を北上し、その後、進路を東よりに変えて、31日(土)にかけて西日本を東へ進む見込みです。

台風の影響に伴い、山陽新幹線は予定していた広島~博多間の計画運休を前倒して、午後5時ごろから順次運転を取りやめると発表しました。

【下り:新大阪→博多方面】みずほ609号(新大阪駅15時54分発、岡山駅16時43分発、広島駅17時20分発、博多駅18時22分着)  【上り:博多→新大阪方面】のぞみ56号 (博多駅17時36分発、広島18時43分発、岡山19時20分発、新大阪駅20時04分着)

30日(金)についても、始発から午前中にかけて広島~博多間で「計画運休」を実施することが発表されています。今後の台風の進路によって、時間や区間などが変わる可能性があるということです。

8月29日21時30分 最新情報!

さらに、JR東海は、静岡地区で激しい雨が降り続いているため、29日(木)の東海道新幹線の運転を全線で取りやめると発表しました。

8月30日11時30分 最新情報

JR東海は台風10号の接近に伴い、東海道新幹線の運転を本日30日始発から見合わせていましたが、午前10時ごろから名古屋―新大阪駅間のみで折り返し運転を再開しました。

ただ、東京―名古屋駅間は引き続き雨が降っているため、線路設備の点検を慎重に行う必要があるとのことで、終日運転を見合わせることになりました。

明日31日の運転については、始発から終日三島―名古屋駅間での運転を取りやめ、東京―三島駅間と名古屋―新大阪駅間で、1時間あたり上下各2本程度、普通車全車自由席で運転する予定です。この件については、31日午前5時ごろに改めてお知らせがある予定です。

8月30日 17時30分 最新情報

台風10号は、本日の午後3時現在、松山市の西約40キロにあって、時速15キロで東北東へ進んでいます。明後日の1日(日)の15時頃までに熱帯低気圧に変わる見込みだそうです。

しかし、台風から熱帯低気圧に変わったとしても大雨は続き、大規模な災害に繋がる恐れがあります。引き続き土砂災害、川の増水や氾濫、浸水などに厳重な警戒が必要です。

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