中森明菜さんと松田聖子さんが、かつてジョイントコンサートを実現しようとしていたことが明らかになりました。
先日、ニッポン放送で「中森明菜オールタイムリクエスト」が放送されましたが、同時代に対照的な存在として人気を集めた明菜さんと聖子さんが共演を計画していたというのは驚きですね。
2009年の計画
中森明菜さんは、2009年8月に「横浜BLITZ」で、延べ8日間・全14回にわたるスペシャルライブ「AKINA NAKAMORI Special Live 2009 ‘Empress at Yokohama’」を開催しました。このライブは、2006年8月8日の東京国際フォーラム公演以来、実に3年ぶりのステージでした。全公演が大盛況だったそうですが、この時点で既に3年のブランクがあったことを考えると、体調面で何かしらの問題を抱えていた可能性も考えられます。
もともと明菜さんは「大ホールでのコンサートが苦手」と公言しており、比較的小規模なライブ会場でファンと直接向き合えるような親密なライブを理想としていました。実際、武道館でのコンサート開催数は、松田聖子さんなど他の著名な歌手に比べて圧倒的に少なく、明菜さんが大規模な会場よりも、ファンとの距離感を大切にするスタイルを好んでいたことが伺えます。
そんな明菜さんのプロデューサーを務めた寺林晃氏が、かつて明菜さんと松田聖子さんによるジョイントコンサートの実現を目指していたことが明らかになりました。
松田聖子さんは1995年に当時のマーキュリー・ミュージックエンタテインメント(現ユニバーサルミュージック)へ、ソニーミュージック・エンタテインメント(SME)から移籍しました。しかし、明菜さんが2002年にユニバーサルと契約を結んだ頃には、聖子さんは再びSMEに戻っていました。その後、2009年6月に聖子さんは再びユニバーサルと契約を結びます。この移籍に関わったのが寺林晃氏だったそうです。
つまり、明菜さんと聖子さんが同じレコード会社に所属するタイミングが生まれたことになります。同じレコード会社であれば、ジョイントコンサートが実現する可能性も高まりますよね。
結局は具現化されず
寺林氏は「東京ドームで2日間か3日間のジョイントコンサートを開催できないかと考えていた。実はスポンサーも用意していた」と語っています。しかし、この計画が実現・具現化することはありませんでした。明菜さんは乗り気だったようですが、聖子さん側が恐らく難色を示したようです。
松田聖子さんと中森明菜さんは、1980年代において圧倒的な人気を誇る二強アイドルシンガーとして君臨していました。聖子さんが明るく可愛らしい「太陽」のイメージで語られるのに対し、明菜さんは大人びた影のある「月」のイメージとして対照的に描かれることが多かったです。この印象は概ね正しいと言えますが、両者を一面的なイメージだけで語るのは不十分でしょう。
ライバル視されていた二人ですが、実際に仲が悪かったわけではなかったと思われます。ただし、両者のレコード会社や関係者同士は激しい競争を繰り広げていたでしょうし、聖子さんも明菜さんもお互いをある程度意識していたはずです。
ちなみに、聖子さんと明菜さんの年齢差は4歳です。意外かもしれませんが、聖子さんは1970年代を代表する歌手・山口百恵さんより3歳年下で、明菜さんとの年齢差より近い位置にいます。このように、山口百恵さん―松田聖子さん―中森明菜さんという形で、世代が均等に分かれていることがわかります。20歳前後の2~3歳の年齢差は大きいため、明菜さんが聖子さんを同世代のライバルと捉えるのはやや不自然とも言えます。結果的に、二人が同時代に同程度のヒットを飛ばし、しかも対照的なキャラクターであったため、「ライバル」として語られるようになりました。しかし、明菜さんにとって聖子さんは憧れの先輩の一人であり、聖子さんにとって明菜さんは最初の頃、可愛い後輩の一人だったのではないでしょうか。
ただ、聖子さん側にとって、次第に人気が迫り追い越しつつある明菜さんの存在は脅威だったのかもしれません。明菜さんが聖子さんを「憧れている」と話題にすることはありましたが、聖子さんが明菜さんについて言及することはほとんどありませんでした。後輩に追い越されることへの警戒心やプレッシャーがあったのかもしれません。そして、それがデビューから40年近く経った現在でも続いているのかもしれませんね。
明菜さんとジョイントするアーティストはいるのか?
明菜さんとジョイントするアーティストやタレントはいるのでしょうか?純粋に考えれば、同期の小泉今日子さんや本木雅弘さんあたりは話題性もあり、私個人としても熱狂するところですが、現実的にはかなり難しいでしょう。二人とも明菜さんとは方向性が異なりますし(ともに俳優業が主な活動)、個人的には明菜さんとの縁が薄いように感じます。
むしろ、この前「TATOO」を一緒に歌った香取慎吾さんとのジョイントが、現実的には最も可能性が高いのではないかと思います。
先述したように、明菜さんと香取さんには共通点があり、特に人見知りの面で似ている部分があります。そのため、二人が共鳴し合い、今後同じような活躍をする可能性は十分に考えられます。
さらに、香取さんと共に「新しい地図」で活動している稲垣吾郎さんや草彅剛さんも一緒に行動し、ジョイントする可能性もあるかもしれません。
明菜さんとジョイントする可能性があるのは、他にも藤井フミヤさんや玉置浩二さん、井上陽水さんあたりでしょうか。なかなか難しいかもしれませんが、これらの方々は80年代の明菜さんと歌番組で共演する機会が非常に多く、共鳴する部分も多いと思います。
もちろん明菜さんの単独公演も素晴らしいですが、さまざまな歌手との共演も見てみたい気がします。そういった場面が、来年2025年以降に少しでも多く実現すればいいなと思います。
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