日本の1人当たりGDP、韓国に抜かれる

時事ネタ

日本の一人当たりのGDPが、ついに韓国に抜かれました。

内閣府は23日、2023年の日本の一人当たり名目国内総生産(GDP)がドル換算で3万3849ドルとなり、経済協力開発機構(OECD)加盟38か国中22位だったと発表しました。この事実を見ると、日本が経済大国や先進国だと胸を張って言える状況ではないと感じます。さらに、韓国(21位)の3万5563ドルを下回る結果となりました。これまで日本は欧米諸国以外では常にトップの位置を維持してきましたが、ついに同じアジア諸国の韓国に追い抜かれることとなったのです。

また、この順位は主要7か国(G7)の中で最下位にあたります。韓国が日本を上回った現状を踏まえると、日本がG7のメンバーから外れ、韓国と交替するのではないかという懸念も抱いてしまいます。

日本の衰退ぶりが浮かび上がる

1人当たりのGDPでは、ルクセンブルクが首位で12万8423ドルとなっています。これは、ルクセンブルクが欧州有数の金融センターを擁していることが大きな要因です。続いて2位がアイルランド、3位がスイスと続きます。

G7で首位なのはアメリカで、全体の6位にランクインしています。一人当たりのGDPは8万1861ドルで、3億人を超える人口を抱えながらも、その超大国ぶりを改めて示しています。さまざまな不安定要素を抱えているとはいえ、アメリカが依然として超大国であることに変わりはありません。

私が以前の記事で紹介したデンマークは7位に位置しています。この結果は、働き方改革やライフワークバランスの推進に成功している国として、納得の順位と言えるでしょう。

国際競争力ナンバー1のデンマークとは
退職する少し前ですが。ある本を読んでかなり感銘を受けました。そらは、針貝有佳さんという方の著書「デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか」です。デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか (PHPビジネス新書) 価格:990円...

G7諸国では、ドイツが14位、英国が17位、フランスが19位、イタリアが20位と続き、日本はG7の中で最下位となっています。さらに、23位のスペインとの格差も縮まり、日本がイタリアよりも低い順位に位置していること、そしてスペインとほとんど差がないというのは衝撃的な事実です。その上、韓国にも追い抜かれてしまっています。

これらのG7諸国は、いずれも政治的・社会的混乱が続いており、かつての先進国が危機的な状況にあると言われています。それでも、一人当たりの生産力においては、どの国も日本を上回っているのが現実です。

凋落甚だしい日本の惨状

「それでもまだ日本はましだろう?」「日本は食べ物も美味しいし、いい国だ」

こういった意見を耳にすることが多いですが、現実はどんどん厳しくなっています。最近では、闇バイトによる強盗事件や、見知らぬ人をいきなり殺傷するような事件が増えてきており、治安も不安定になってきました。加えて、物価が急激に高騰しています。

日本の食事が美味しいとよく言われますが、この食事を支えているのが本当に日本産の食品だと思っていますか?もしそう思っているのであれば、それは少し楽観的すぎます。実際、日本は7割以上の食品を輸入に頼っており、もし輸入が途絶えたら、美味しい日本の食事もほとんど提供できなくなります。

そもそも、日本の食料自給率は非常に低く、すでに危うい状況です。食料の輸入が止まった場合、日本は真っ先に崩壊するでしょう。最近の物価高騰により、それまでのように美味しい食事を楽しむ余裕も少なくなり、お店が次々と閉店に追い込まれています。

こうして日本は徐々に、ボディーブローのように切り崩されている、いや、勝手に崩れていっているように感じます。それを止めようとしない政治家たちは一体何をしているのでしょうか!(怒)

30年間何もしてこなかった日本

政治家、特に長年政権を担ってきた自民党に対しては、無策でありながら防衛の話ばかり持ち出し、「増税だ!」と叫び続けるばかりで、消費税を引き上げてきました。しかし、自民党だけが問題ではありません。2009年から3年間政権を担った民主党にも責任があります。野田政権時、消費税増税に反対していた民主党が、一転して増税に舵を切り、2010年代には安倍晋三政権の下で消費税を8%から10%へと引き上げたのです。

日本経済はもともと瀕死の状態でした。その中で「アベノミクス」などと言われても、大した効果はなく、消費税は2度も引き上げられ、日本の経済はほぼ行き詰まってしまったのです。

先進国はどこも成長痛に苦しみながら、それぞれ模索しつつ今日を迎えています。他のG7諸国や欧米諸国は、経済成長が頭打ちになりつつあった中で、どうすべきかを真剣に考え、一定の成長を保っているのに対し、日本は他国と比べても全く改善されていないどころか、ますます悪化しているように感じます。

怒っても仕方ないことかもしれませんが、それでも怒りたくなる気持ちはわかりますよね!(怒)

自分自身で努力して改善していくしかないのか、仲間と手を取り合って助け合っていくのか、でもやはり政治に訴えかける必要があると思います。その訴えかけ方も工夫が必要だと感じますが、どうすればいいのでしょうかね。(笑)

いずれにしても、今のまま何もせず安穏と過ごしていたら、2030年頃の日本は猛烈に悪化して、住むのも億劫な国になっている気がします。そうなる前に何か手を打たねばなと思います。まとまりのない文章ですみませんが、この気持ちは忘れず、自分の発展と同じく、日本を憂いながら常に考え続けたいと思います。

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