中森明菜に魅せられて 推し活 1⃣少女Aとスローモーション

中森明菜

このところ、私の記事では中森明菜さんについて取り上げる機会が増えています。もうお分かりかと思いますが、私は明菜さんの大ファンです。

思い返せば、人生で初めて「推し」という存在に出会ったのが中森明菜さんでした。愛らしい顔立ちでありながら、ツッパリ的な存在とされ、次第に大人びていき、昭和を代表する歌姫へと成長した明菜さんは、私の中学・高校時代に唯一無二の存在として輝き続け、その作品に私は魅了され続けてきました。

では、なぜ私は明菜さんに夢中になったのでしょうか?そしてその思いが今も続いている理由は何か?今日はそのことについてお話ししたいと思います。

中森明菜のオールタイムリクエスト ニッポン放送 感想
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少女Aの衝撃

中森明菜さんの存在を知ったのは、1982年(昭和57年)に発表された「少女A」でした。「え?少女Aって何?不良なの?この人?」と、不覚にもそんな風に思ってしまいました。

初めて見た明菜さんは、黒いドレスを着て登場することが多く、少し不良的な雰囲気を醸し出していました。しかし、皆さんご存じの通り、顔はむしろ童顔で、「なんでこの人がツッパリ少女、不良なんだ?」と、当時小6だった私は不思議で仕方がありませんでした。

不良的な印象と言えば、三原じゅん子さん(現在は参議院議員)が強烈なイメージでしたが、明菜さんはちょっと違いました。その後、週刊誌などで「明菜さんの担当マネージャーが頻繁に変わっていた」と伝えられ、「明菜さんがわがままで、マネージャーがついていけなくなった」という報道もなされました。しかし、今振り返ると、これらは明菜さんの不良イメージを作り上げて、売り出そうとしたのではないかと思います。

明菜さんは実は、この「少女A」を大嫌いで、歌うことを猛烈に拒否していたと言います。自分がいわれのない不良のイメージを付けられることが、どうしても嫌だったのでしょうね。

スローモーションこそ明菜らしさが

私は当初、「少女A」こそが明菜さんのデビュー曲だと思っていましたが、実際はそうではありません。ご存じの通り、「スローモーション」こそが明菜さんのデビュー曲です。

ただし、この「スローモーション」は、発売当初はあまり売れず、オリコンでも初登場59位でした。そのため、この曲の印象がほとんどなかったのも無理はないかもしれません。

それでも、「スローモーション」を聴くと、爽やかな曲調の中にどこか寂しさが漂う名曲で、後から思えばこの曲こそ明菜さんらしさが見事に表現されていると思います。

デビューから40年経った今、明菜さんの歌の中で最も好まれており、リクエストが多い曲はたいてい「スローモーション」です。売り上げはそれほどではなかったこの曲ですが、この歌にこそ明菜さんらしさが詰まっており、彼女の原点にふさわしいものだと思います。

「スローモーション」と「少女A」の好対照なアンバランスさは、その後の明菜さんの「両極端な魅力」を見事に生み出しました。「スローモーション」の可憐さと、「少女A」のツッパリ少女っぽさ。この相反する魅力に魅了された男女が相当数いたことは否めません。そして、それはこの私でさえもです。

タレント性も歌手としてもすぐれていた

明菜さんは、「スローモーション」の可憐さ、「少女A」のツッパリ少女らしさ、この相反する魅力を兼ね備えたアイドル性・タレント性が際立っていたことが、その後の大活躍に繋がったことはいうまでもありませんが。それ以上に際立っていたのは、当然ながら歌手としての力量です。

その歌手としての力量というのは、単に歌唱力があるというだけではありません。正直な印象でいえば、明菜さんより歌が上手い女性シンガーは数多くいるかと思います。アイドル歌手の中で行っても、岩崎宏美さんや、河合奈保子さん、薬師丸ひろ子さんの方が、歌唱力としては上を言っていると思います。

ただ、前述のお三方が、例えば「スローモーション」や「セカンドラブ」のような歌は歌えても、「飾りじゃないのよ涙は」や「DESIRE」のようなロック調の歌を歌えるでしょうか?歌えるかもしれませんが、そういった歌を歌う印象があまり湧きません。明菜さんは、どちらのスタイルの歌も歌えるのです。私は「歌うデパート」だと明菜さんのことを思っています。

デビューから少しのちの1987年暮れ、明菜さんは名曲「難破船」で紅白に出演。この「難破船」はややもすると演歌調(実際には演歌ではない!)にも聞こえるこの歌を熱唱しますが、この半年後の5月には「TATTOO」というジャズ調の歌で、しかもボディコンスタイルの圧巻の歌を披露します。こういう好対照を平然と演じ、歌いきれるところが中森明菜という人の真骨頂なのです。

私が長い間、明菜さんを推し続けたのは、このような多面性を持った明菜さんのタレント性と歌手としての力量にあったと言えます。また明菜さんは、そのシングル曲に注目が集まりますが、本当に明菜さんの魅力を知るためには、彼女のアルバムを聴くべきです。アルバムにこそ明菜さんの本当の歌手としての魅力が詰まっていると断言できます。

デビューして2か月半、明菜さんは初めてのアルバム「プロローグ」をリリースしますが、このアルバムはシングル曲に先行してオリコンベスト10入りを果たしています。明菜さんの実力がここで証明された形です。

明菜さんの魅力を語るには、この紙面だけでは足りません。またいくつかの項目を設けて語り続けたいと思います。

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