デンマーク人が大切にしている物

退職する少し前ですが。ある本を読んでかなり感銘を受けました。

それは、針貝有佳さんという方の著書「デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか」です。

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今日は、デンマークが人生において大切にしているものは何かに迫ります。

※　当該記事内容は、針貝有佳さん著の「デンマーク人は何故4時に帰っても成果を出せるのか」を参照にしています

「何のために働くのか」を考える

デンマーク人が午後4時に帰宅するような働き方をする前提として、忘れてはいけないことは「私たちは、何のために働くのか」ということです。

働く理由は何でしょうか？お金を稼ぐことの目的や働くことの目的を突き詰めて考えていくと、「私たちが人生で大切にしたいものは何か」という、一つの根本的な問いにたどり着くのです。

これについては様々な考え方があると思います。お金が欲しい、しかもたくさん欲しいという方ももちろんいらっしゃるでしょう。しかし、お金自体はあくまで目的を達成するための手段であることが多く、そのお金を得てどうしたいのかの方が重要なのではないでしょうか。お金を得ることで、経済的、精神的なゆとりが得られることが多いと思われますので、そのために働くという意見は理解できます。

　稼ぐ事だけではない重要な事

私自身、早期退職後は「お金を稼ぐ手段を構築しなければ」と思い、必死になっていましたが、まだ生活費を十分に稼げるほどには至っておらず、焦りが募る一方です。しかし、冷静に考えてみると、今の私は決して明日がどうなるか分からないほど困窮した状況ではありません。少なくとも数年は、たとえ無収入でも生活を送れるだけの蓄えはあります。

であれば、すぐに稼ぐことに固執する必要はないはずなのですが、それでも「稼ぐこと」にこだわるのは、まず第一に、数年先の将来の不安をできるだけ早く取り除きたいという思いからです。これは誰しもが抱く思いではないかと思います。さらに、私は自分の能力（スキル）の割に少々欲張りなところがあり、できればフリーランスとして成功し、今の蓄えをさらに増やして、余裕を築きたいという気持ちもあります。

ただし、金額の部分だけではありません。さまざまなことを「仕事」にできることで、自分の世界を広げたい、さらなる可能性を開きたいという思いもあります。そのために働いているわけですが、少なくとも今の私の働き方では、その世界を広げるには程遠く、自分自身に苛立ちを感じてしまうことがあります。もちろん、下積みというものは誰にでもあるわけで、我慢しながら地道に進んでいけばよいのでしょうが、それだけでは、今の自分の人生が辛くなり、行き詰まる可能性もあります。

そうであれば、「今の今」をより充実させることも重要になってきます。むしろ、「見えない将来」や「果てしない希望」に目を向けるよりも、「今の今」の充実を最優先にする方が良いのではないかと思います。

本当に自分が大切にしたい事を追う

話が少し脱線したかもしれませんが、実際に自分の人生で本当に大事なことは、「今の今」を充実させることなのか、それとも「果てしない将来への希望」や「世界を広げるため」に物事を進めていくべきなのか、ということです。

両方を追求すればよいと思います。私もこれからもそのように進んでいきます。ただし、その比重については考える余地があるかもしれません。「果てしない将来への希望」のために働いて、そこに到達したときに本当の意味での幸せがあるのか、それともむしろ目の前にある「今の今」の楽しみや人を大切にすることの方が、最近特に人生を豊かにするものではないかと感じるようになりました。というか、すでにそのように思っています。

あちらこちらから様々なことに意識が向けられ、振り回されている状況です。そんな人生では、当然時間も足りなくなり、その時間を取り戻したくなるものです。

本当に大事な自分の時間を大切にしたい。そのためには、相手の時間を大切にすることも重要だと思います。時間を自分のためにも、他者のためにも意識的に使うことが、真の「タイパ（タイムパフォーマンス）」であると言えるのではないでしょうか。この「タイパ」について、これから語っていきたいと思います。

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