mixi2って何だ!?

時事ネタ

mixiというSNSをご利用の方は、少なくないのではないでしょうか。私もこのSNSで散歩サークルを運営しており、20年近くになりますが、今でもお世話になっています。

そんな中、このたび「mixi2」という新サービスが12月16日に登場し、大きな話題となっています。

どうやら、既存のmixiとは別物のサービスのようです。「x(旧Twitter)」のようなタイムライン表示をベースに投稿できたり、特定のテーマに関心を持つ仲間が集まるコミュニティに参加したりすることができます。予想以上に話題になっており、私もひとまず登録してみました。それでは、この新サービスがどのようなものなのか、具体的に見ていきましょう。

mixi2の開発を決めた理由

思えば、mixiというSNSは、x(旧Twitter)やFacebook、LINEが主流になる前は、圧倒的な存在感を誇っていました。2005年から2010年頃までは、日本におけるSNSの王者的存在で、登録者数は2000万人を超えており、ここでの交流を楽しむ人が非常に多く、私もその一人でした。ここでの交流会で友人(というか知人)を増やし、私自身も散歩コミュを立ち上げるなど、大げさかもしれませんが、私の人生形成に大きな影響を与えました。

しかし、2010年以降は衰退が始まり、後発のxやFacebook、LINEに取って代わられ、2022年度の利用SNSアプリの中では、mixiの利用率はわずか2%に低迷しています。私も今、mixiで散歩コミュを続けていますが、参加者の大半は私と同年代の50~60代がほとんどで、40代が少しいる程度、30代以下はほぼ皆無の状態です。

また、mixiに今も残る「日記」や「足あと」の機能は、現代のSNSトレンドに合致しているとは言えません。特に「足あと」は「誰が自分のページを見たのか」が明らかになってしまい、他者のページを見づらくなってしまいます。実際、コミュのイベント時には「俺のページに足あとを勝手につけるな!」と怒っていた人もいたくらいで、機能性に著しく欠ける「過去のSNS」という印象を与えていました。

そこでmixi社は、「気軽に安心して楽しめるSNS」へのニーズが高まったことを受け、mixi2を開発したとのことです。mixiではこれまで、「心地よいつながり」をコンセプトにサービスを運営してきましたが、「SNS全般への不安が高まる中で期待の声が多く寄せられた」とのことで、「情報メディアとしての価値と安全・安心を両立することは難しい挑戦であるが、20年の運営経験を生かし挑戦する判断をした」とのことです。

mixi2の特徴

mixi2の開発は、MIXI社にとっても壮大なプロジェクトだったはずです。しかし、mixi2は開発過程を秘匿し、プレリリースで一切告知をせず、App StoreとGoogle Playで静かにリリースされました。そのため、いまだに気づいていないmixiユーザーもかなりいるのではないでしょうか。これはなぜだったのでしょうか?

MIXI社は、「友人や知人など、身近で安心できる人同士で繋がり、じっくりと心地よい関係を築いてほしいと考えているからです。招待は『交流したい』『知らせてあげたい』という思いと共に、人づてで少しずつ広がっていくことを期待しています」と答えています。つまり、MIXI社は「使ってください!」と積極的にユーザーを誘導するのではなく、mixiの本質である「人との繋がり」を通じて、ゆっくりと広がってほしいという考えに基づいていることがわかります。

そして、mixi2では、mixi初期同様に招待制を採用しており、誰でも利用開始できるわけではありません。18歳以上という年齢制限も、初代mixiの初期コンセプトと同じです。

招待制にした理由について、MIXI社は「mixi2の利用開始時から、身近な友人や知人と繋がり、交流を楽しんでもらうことを企図しています」と回答しています。一方で、招待件数に制限はなく、これについては「多岐にわたるニーズに対応するため」と説明しています。

また、広告表示については現在未定であり、MIXI社としても「緩やかに発展させていこう」という方針のようです。

小さなユーザーネットワークを目指す

mixi2は、もしかしたら、拡大を続けるx(旧Twitter)やFacebook、LINEのような存在に対する「アンチテーゼ」として開発されたのかもしれません。

MIXI社は、mixi2について「ユーザーの皆様がコミュニティなどで近い感覚を持った人たちと小さな集まりを作り、自治を行っていく構造があるため、相対的に誹謗中傷などが起こりにくい」と答えています。つまり、xなどでは不特定多数のユーザーが集まり、突然誹謗中傷を浴びたり、炎上する状況が起こりやすいのに対し、mixi2では属性が近い人たちの小規模なネットワークが形成されるため、SNS上のトラブルは相対的に起こりづらいという考えです。

現在、mixi2はiOSとAndroidのアプリでしか利用できず、PCでは利用できません。ブラウザ版が開発される可能性もありますが、MIXI社では現時点では未定とされています。

また、mixi2にはmixiの特徴であった「日記」や「足あと」の機能はありません。一見するとx(旧Twitter)に似た仕様ですが、異なる点は集まる人が不特定多数ではないという点です。

さらに、mixi2が登場したことにより、初代mixiの位置づけはどうなるのでしょうか?MIXI社は、「mixiとmixi2はコンセプトが異なるSNSであり、互換性はない。それぞれのサービスには独自の良さがあるため、並行して運営することを決定しました」とのことです。今後も別サービスとして併存するようです。

今まで通り初代mixiを利用しながら、mixi2も上手に活用し、円滑な人間関係やコミュニケーション作りに役立てられたらいいなと思います。まだ使い勝手がわかりませんが、徐々に慣れていけば新しい展開が見えてくると思うので、少しずつ試していければと思います。

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